こんばんは。
いよいよ年末ですね。気候も一気に冬らしくなってきました。
今日は久々にゲームレビューです。
無限のエネルギーを産む光の結晶"Lightmatter"、その採掘鉱山で事故が発生。一人取り残された主人公は無事脱出できるのか。
光と影のコントラストが鮮烈な、FPS視点のパズルアドベンチャー。
Lightmatterの光線の反作用により、影に触れた生物は消滅してしまいます。
限られた灯りを頼りに、複雑なギミックを駆使して出口を目指すステージクリア形式のパズルです。
主人公は特殊能力や秘密道具は一切持たず、軽くダッシュやジャンプが出来る程度。
ステージ各所には運搬可能な投光器や光線中継機がありますが、重いので持ったままではジャンプどころか段差を超えることもできません。
動くプラットフォームなど複雑なステージギミックを駆使して照明を配置し、影を避けながら出口を目指します。
舞台となる採掘基地は立体的で複雑。光と影のコントラストを強調した、モノクロの線画のようなグラフィックで描かれます。
くっきりと見やすくわかりやすい画像で、先進的な研究基地という雰囲気がよく伝わります。ロケーションの変化はちょっと少なめかな。
孤独な主人公を急き立てるように、企業の代表を名乗る男が語りかけてきます。虚実入り交じった雄弁で不穏な言葉と、施設内に残された従業員のメッセージで謎が少しづつ明らかになります。
音声は英語ですが日本語字幕付き(微妙に誤字はありますが)で物語も理解しやすいです。
とはいえストーリーはあくまでオマケ、ゲームの主旨は純粋なパズルです。
マップ構成は立体的で複雑ですが、各ステージの広さはそれほどありません。チェックポイントも多いのでやり直しも楽。
微細な操作やタイミング勝負の連続アクションなどもありますが、極端にシビアな箇所は無し。
おおむね難度は標準といったところでしょうか。
ステージは全部で30程度、私のクリア時間は10時間弱でした。
ゲームの前半部分は無料、後半はDLCの形で\2,050で販売。
値段も手頃でボリュームもなかなか、Portalなどのパズルが好きなら間違いなく楽しめる傑作だと思います。
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