薄暗いトンネルで目を覚ました主人公。そこは廃墟と化した無人島でした。
島を脱出するため、そして失われた記憶を取り戻すため、主人公は探索を開始します。
開発は名作Braidを手がけた、Jonathan Blow氏率いるTehkla Inc.
私はSteamで買いましたが、
公式HPからはDRMフリー版も購入できます。
定価は3,980円。日本語を含むマルチランゲージ仕様です。
ゲームはFPS視点のパズルゲーム。
ジャンプなどのアクション性は一切無く、島のあちこちを歩き回りながらひたすら謎を解いていきます。
舞台はリゾート地のような自然にあふれた島。
所々に朽ちかけた建物がありますが、人の気配は一切ありません。海岸、森林、砂漠、山、そして地下洞窟と、変化に富む背景は美しく見て歩くだけでも飽きません。
グラフィックは写真のような精彩さではなく、デフォルメされ絵画のような独特の雰囲気。見ていると癒やされます。
ゲームの肝は、島のあらゆる所に無数に散りばめられたパズル。
方眼のようなパネルの上を、一筆書きの要領で線を引くだけです。パネルには様々な法則を示した記号が描かれ、その法則に従って正しいラインを導いていきます。
チュートリアル的な簡単なパズルはあるもの説明は一切なし、法則は全て自分で見つけ出す必要があります。
パズルによっては、周囲を注意深く見回しヒントを探す必要もあり。バリエーション豊かで飽きません。
複数の記号や謎が交錯するパズルは難解の一言、一つ解くのにン時間かかる場合も。
パズルを解くごとに新たな扉が開かれ、新たなルートが現れます。
複雑に絡みあい連携するパズルを解きながら、大掛かりな仕掛けを動かし島の謎を暴いていきます。
舞台となる島はオープンワールド、自由に移動し任意の順序で探索可能です。
ですが島中のありとあらゆる場所にパズルが散りばめられているため、どこへ行っても新鮮な気分で謎解きに挑戦できます。
パズル総数は500以上、自力で全部解くには膨大な時間と根気が必要です。
いちおうエンディングは有りますが(2種類)、ストーリーはあってないようなもの。
島にはかつての住民の音声メッセージなどが残されていますが、哲学的な談話のみでゲームの謎などには一切言及しません。
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