MG初期のキットなので、内部のフレームなどは再現されていません。
関節はABS+ポリキャップ。可変機構を優先しているため、可動範囲は狭め。それでも可変キットにしてはよく動く方でしょう。
使用するポリキャップは非常に多く、しかも小さめ。軸も細いので関節強度は弱め、ポージングの保持力は低く、武器を長時間支えるのは難しいです。
パーツ割りはほとんどがモナカ割。合わせ目が見えないよう工夫していますが、目立つ箇所も多いです。一部ポリキャップが露出する部分もあります。
全身のモールドは控えめ、すっきりして劇中に近いイメージです。
変形はかなり単純。胸部を跳ね上げ、露出した頭をビームライフルでカバー。
腕はカバーを開き手首を回転、バーニアを露出。肩アーマーと腕のシールドを展開して主翼に。
脚部は足首を閉じ、膝下を回転させバーニアを露出。太腿で180°回転、脚を前後逆に。
最後にバックパックを下にスライド、脚と合体させれば変形完了。
そのまま腰のロックを外せば前後に分離でき、コアファイターを取り付ければ分離形態を再現できます。
可変機構は意外と頑強、各部にポリキャップも使用されているので慎重に変形させれば破損の心配はありません。
各部はしっかりロックされているので可変後もプロポーションは安定。外観・可変方法ともほぼ劇中のイメージどおり、まさに完全変形。
コアブロックに変形可能なコアファイターは1機だけ付属、他に変形不可能な合体用コアブロックが1個付属。
劇中の合体シーンを再現するにはコアファイターが合計3機必要なので、もう2機追加して欲しかったですね。
頭部アンテナは、変形用の可動式と固定式の2種が付属(固定式は要塗装)。
可動式アンテナは赤い基部パーツに接着固定し、変形時にはアンテナ全体を取り外す方が見た目も良いのでオススメです。
バックパックのビームカノンは基部が回転、さらに上下にも可動。しかし劇中のように肩越しに正面を向けることは出来ません。もちろん、取り外してぶっといビームサーベルとして手持ちも可能です。
手首は通常の可動指。武器の保持にはダボ穴を使用しますがポロリがひどいです。
変形時に機種となるダブルビームライフルは大きく重いため、関節が重量に負け保持はかなり困難です。
昔のキットなのでアクションベースなどスタンドに固定することは出来ません。
ですが変形後の各パーツとコアファイターには着陸脚が取付可能なので、ディスプレイにはさほど問題無いと思います。
色分けはMGだけあって一見問題なしですが、バーニア内部など細かな部分で足りない箇所が結構あります。
なのでバーニア内側の赤やグレーを部分塗装。また装甲裏側の目立つ部分などをグレーで修正。
コアファイターは細かすぎるためか色分けがいまいち。なのでバーニアの赤、機首の黒、キャノピーまわりの黄、翼の赤・青など細部を修正しています。
その他、パイロットや着陸脚は適当に塗装。
以下、写真など。
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